街頭でアンケートをして、わかったことがあります。
本当に、北海道は思っていたより「車社会」だということ。
「雪道での子連れ移動は大変ですか?」の質問に
「大変ではない」と答えたママさんが数人いました。
びっくりして、「大変じゃないんですか!?」と聞いてみたところ・・・
「移動は基本、車なんで。」とのお答え。
世の中にはいろいろな人がいることはわかっています。でも私は以下の理由を思い、衝撃を受けました。
①環境に良くないんじゃ…
最近よく耳にする「SDGs」。17の目標を掲げ、それを達成させるために世界中で取り組んでいます。
私もとても気になっています。
実は私は環境問題に興味があり、大学では発展途上国の環境問題について学んでいました。
卒業して何年、何十年(!?)経っても、やはり環境問題には興味があります。
そのため、いつもむやみに車を使わないように意識していました。使ったとしても、アイドリングに気をつけるとか。
そんな私が不意に聞いた「基本、車」発言。目の前がクラクラしてきました。
私が真面目すぎたのでしょうか…。
②老化は足からじゃ…
環境問題の他に、もう一つ心配していることがあります。
「そんなに歩かなくて大丈夫!?」ということです。
アンケートに答えてくれたママさん、いまはまだまだ若くて何も心配はないかもしれない。
でも必ず毎年1つ、年を取ります。歩いて筋力を蓄えておくことは今から必要ではないでしょうか。
ただでさえ、現代人は歩かなくなったと言われます。
冬は特に歩く機会が減ってしまうのではないでしょうか?
歩くといいことたくさん、なにより自然に体が温まります。
なにも、吹雪の中を歩けと言っているわけではありません。
天気の良い日に少しずつ歩いてみませんか~?という提案です。
③子どもの心と体の成長
そしてもう一つ心配事が。
それは子どもの成長です。
北海道へ転勤してきて、「雪で遊び放題でいいな~」と思っていました。
ですが、実際は冬の公園で遊んでいる子は少ない。
「みんな、どこで何しているんだろう~?」と今でも思っています。
雪を触る、冷たいと感じる、歩きにくい雪道を転ばないように歩く、雪で何をするかを考える、雪玉を作る、穴を掘る…
体を動かして成長することももちろんですが、同時に頭も心も成長していくように思います。
今でしか感じられない事、今でしか見られない景色、車を降りて、ぜひ親子一緒に感じてもらいたいと思います。
④スリップ事故が怖い
最後に、心配なのが事故です。
転勤最初の冬は、雪道が怖くて全く運転しませんでした。
2年目、教習所で雪道講習を行い、それから雪道の運転を始めました。
本当にスケートリンクのようになるので、いくら気をつけても気をつけようがないです。
急発進、急ブレーキ等いくら気をつけていても滑るときは滑ります。
私も何度もヒヤッとしたことがあります。
車に乗れば乗るたび、事故を起こす確率は上がります。
歩ける場合は歩き、その確立を下げませんか?
以上の4点、お節介ではありますが、「基本、車」の答えを聞いてパッと思いついたことです。
ひとりひとりが意識をして、歩く機会を増やす。
「北海道は車社会」を本気で変えたいです。